4年ぶり、念願の開催。 まちが音楽と笑顔にあふれる風物詩 「池袋ジャズフェスティバル2022」

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4年ぶり、念願の開催。まちが音楽と笑顔にあふれる風物詩「池袋ジャズフェスティバル2022」 2022.06.09

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毎年5月に行われていた「池袋ジャズフェスティバル」。新型コロナウイルスの感染状況が縮小傾向となった今年、待ちに待った音色とグルーヴが、池袋のまち全体に響き渡りました。4年ぶりに開催となった今年、実行委員長を務めた山口泰弘さんに開催に込めた思いや今後の展望を伺いました。

Profile 山口 泰弘 Yasuhiro Yamaguchi

2010年(第7回開催)より、池袋ジャズフェスティバル実行委員会実行委員長を務める。池袋ジャズフェスティバルは、2009年より、一般公募によってアマチュアバンドが演奏を行うストリート・フェスティバルとしてスタート。毎年5月の第3土曜日・日曜日に開催しており、2018年開催時(第15回)には約200バンド・2000名が参加した。2019年~2021年は開催を休止し、今回が4年ぶりの開催となった。

4年間、待ち焦がれたこの光景――。

5月21日(土)、22日(日)の2日間にわたり、「池袋ジャズフェスティバル2022」(通称「イケジャズ」)が開催されました。池袋駅付近を中心に6か所7会場で演奏が行われ、約150バンド 1000名以上が出演。池袋をジャズの音色で盛り上げました。

前回の開催は2018年。その後は、池袋西口公園の改修工事や新型コロナウイルスの流行により、休止が続きました。

山口 「いろいろな方から開催を望む声をいただき、昨年も企画しましたが開催に至らず、とても悔しい思いをしました。4年ぶりに、これだけの出演者や観客の皆さんが集まってくれて、笑顔で楽しんでいる姿をみられただけでうれしい。本当にがんばった甲斐がありました」
イケジャズの売りは、プロフェッショナルが支える音響の質の高さと、
さらには、グローバルリングシアターというメイン会場。
2019年の池袋西口公園リニューアルに伴い整備された、最先端の野外劇場です。

山口 「あの大きい画面に映ったら、うれしいですよね。迫力があります。とにかくみんなが笑顔で、楽しんでいるのが伝わってきました」

山口さんがイケジャズに込める思いと、豊島区の未来に込める願いはひとつ。
プレーヤーも観客も「みんなが楽しいとしま」の実現です。

山口 「豊島区制90周年事業がスタートする時期に、イケジャズを再開できたことがうれしいですね。終了時間を早めに設定しているのですが、その理由は帰りに池袋を回って、まちでもっと楽しんでほしいから。これからも豊島区とともにイケジャズを盛り上げて、すてきな歴史を創っていきたいです」
イケジャズは年に1回、2日間だけのイベントですが、
それ以外でもとしまにフラッと訪れたときに「なんだかワクワクするまち」になってほしいと夢を語る山口さん。イケジャズはまさに、そんなまちの姿を体現したイベントとなりました。

5月の青空の下、音楽と笑顔にあふれた2日間。
プレイヤーから観客へ、勇気と希望を届けた夢のような時間。
新緑の季節、としまのまちに、やはりジャズの音色は欠かせません。

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