「ワンパク」に遊び、学ぼう! まちに根付く、子どもたちのためのイベント 「ワンパクまつり」

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「ワンパク」に遊び、学ぼう!まちに根付く、子どもたちのためのイベント「ワンパクまつり」 2022.12.01

OVERTURE

イケ・サンパークの近くに位置する、朋有小学校。いつもは運動をする場である体育館が、この日だけは様変わりします。こどもたちが元気いっぱいに遊び、さらには大人たちと共に学ぶ「お祭りの会場」として、賑やかな様子に。
記念すべき第50回を迎える「ワンパクまつり」の運営を担う委員長の富澤弘治さんにお話を伺いました。

Profile 富澤 弘治 Hiroharu Tomizawa

としま子どものつどい実行委員会委員長。ワンパクまつりに携わる100名近くの区民たちと一緒に運営を行う。30年近く前から、豊島区に移住した外国人の方々との交流の機会として「国際交流のおみこしを担ぐ会」にも運営側で参加している。

子どもたちに遊べる場所をつくってあげたい――。

毎年としまのまちで11月23日に行われるイベント。それが「としま こどものつどい:ワンパクまつり」です。50年前、余り遊ぶ場が充実していない状況を改善するために、スタートしたこのお祭り。3年ぶりの開催で第50回を迎えた今回はあいにくの雨模様ですが、それでも多くの子どもたちが集まりました。

富澤 「木工教室や世界遺産クイズ、消防署コーナーのほか、ご当地ヒーローであるフクロウ戦士トシマッハショーなど、さまざまなコーナーを用意しています。今日は豊島区の防災関係者も多く来ており、公共団体と関わることによる学びの場にもなっています」
応援にかけつけた大人たちからのメッセージのあと、ボーイスカウト第7団・17団の子どもたちによる「ワンパク宣言」が行われ、ワンパクまつりはスタート。体育館だけでなく、一部教室や廊下にも分かれ、子どもたちはいっぱい遊び、いっぱい学び、時間も忘れるほど夢中でした。

富澤 「参加するだけでなく、つながりが生まれる『地元に根付いた活動』を続けていけると嬉しいです。そういった意味で、この祭りは子どもたちの発表の場にもなっていることがポイント。自ら一歩前に出て、新しいつながりを生む。そんな機会になればいいなと思います」
長く運営に携わるからこそ、時代による変化も感じているという富澤さん。参加する側と運営する側、きっぱりと分け過ぎず、みんなで集まって盛り上げていくスタイルを残していきたいと思いを語ります。そんな富澤さんに豊島区への期待について、聞いてみました。

富澤 「池袋の1日あたりの乗降客数は、世界TOP3に入ります。多様な人が集う場所なだけあり、商業・居住の両面からさまざまな意見がありますが、これからもっと味のあるまちになっていくことを期待しています」


まちの人たちに愛されるこのまつりは、これからもとしまの子どもたちを育み続けることでしょう。

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