子どもも、大人も、ほっこりできるひと時を。 地域と一緒に子どもを育てる 「としま子育てサロン」

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子どもも、大人も、ほっこりできるひと時を。地域と一緒に子どもを育てる「としま子育てサロン」 2023.12.06

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豊島区では、地域住民を支援するボランティアである民生委員・児童委員の方たちが数多く活躍しています。その活躍の場のひとつが、各地域の区民ひろばで開かれている「子育てサロン」。今回は区民ひろば駒込に足を運び、民生委員・児童委員の子育て支援部会長、比留間委員と巣鴨地区民生委員児童委員協議会の田中会長にお話を伺いました。

Profile 比留間 恭子 Kyoko HIRUMA

東京都民生委員・児童委員。巣鴨地区を担当。子育てサロン「さくらんぼ」の運営のほか、講師として工作や折り紙などモノづくりを教えることも。自身の子育ての経験を生かし、子どもと保護者双方のサポートを意識して活動している。駒込の好きなところは、下町情緒あふれる街並みとのんびりした土地柄、桜が街中で咲き乱れる春の景色。

気軽に、無理なく、楽しく、自由に——。

豊島区では、各地域の区民ひろばで定期的に「としま子育てサロン」が開かれています。用意されているプログラムは回によってさまざま。絵本の読み聞かせや手遊び、ものづくりから、育児に関する情報共有まで、幅広く用意されています。

今回伺ったのは巣鴨地区の子育てサロン「さくらんぼ」。妊娠中の方を含め、0歳から3歳までの子どもとその保護者を対象に、月1回のペースで開催されています。

今日は、子育てサロン恒例の手遊び歌に続いて、ぬいぐるみや小道具を使った観劇会が行われました。外部の人形劇団ポケットの皆さんが、ピアノや音楽を用いながらさまざまなお話を繰り広げていました。楽しいパフォーマンスに、子どもたちの目は釘付けです。
 
プログラムが終わった後はフリータイム。自由に保護者同士で交流するほか、食事をとることも可能。民生委員・児童委員と一緒に、利用者が赤ちゃんの身長体重測定を行っている姿も見られました。
実はこの時間も子育てをサポートする重要な役割を担っている、と民生委員・児童委員の比留間さんは話します。

比留間委員「ずっと子どもと二人きりで向き合っていると、ストレスが溜まってしまう事もあると思います。子育てサロンは、子どもだけではなく大人もサポートの対象。民生委員・児童委員や他の利用者との交流を通じて、外部との繋がりを作ってもらうことも大事な目的の一つなんです」

田中会長「利用者の方の中には、複数の区民ひろばで子育てサロンに参加される方もいらっしゃいます。やはりこういった場が必要とされているということではないでしょうか」
 
また、民生委員・児童委員としての活動についてこう語ります。

比留間委員「活動を続けていると、昔子育てサロンを利用していた保護者の方が道端で声をかけてくださることも。『あの時は助かった、ありがとうございました』と言われると、とても大きなやりがいを感じますね。」

地域のサポートを生かし、みんなで育てていく。
としまの地域全体が、あたたかく子どもたちを見守っています。
  • 民生委員・児童委員 子育て支援部会長 比留間委員

  • 巣鴨地区民生委員児童委員協議会 田中会長

  • 比留間委員特製ケーキのおもちゃ。子どもたちの誕生日をお祝いすることも

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としま子育てサロンにいってみよう!

「としま子育てサロン」は、身近な地域で子育て中の親子が集い、交流することにより、仲間づくりや互いに育ち合うことができる場です。

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