はちみつの味で 地域の自然環境が分かる? 西武造園の「はち育」とは

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はちみつの味で地域の自然環境が分かる?西武造園の「はち育」とは 2022.11.29

OVERTURE

「人」と「みどり」のより豊かなまちづくりを目指す西武造園株式会社は、2022年11月、地球の自然環境の歴史やみつばちの生態などを体験的に学ぶ環境教育イベントを豊島区・雑司が谷公園で開催しました。今回は、同社営業部プロモーション課で活躍する古橋美紀子さんに、イベントに込めた思いやとしまのまちづくりに対する期待について伺います。

Profile 古橋 美紀子 Mikiko Furuhashi

西武造園株式会社営業部プロモーション課に所属。2022年3月、同社が「豊島区国際アート・カルチャー特命大使/SDGs特命大使」に参画したことをきっかけに、豊島区内での環境教育イベントの企画・運営・広報活動などを担当。子どもたちを対象に、自然環境やSDGsについて考える機会を提供している。

働き蜂が一生をかけて集める蜂蜜の量は、一体どれぐらいだと思いますか?――。

スタッフの問いかけに、真剣な表情で考え込む子どもたち。この日、雑司が谷公園で開催されたのは、「みつばちのヒミツ」をクイズ形式で学ぶプログラムです。その他にも、46億年に及ぶ地球の歴史を460メートルの距離に置き換えてたどる「出張!富良野自然塾 46億年 地球の道を歩こう!」や、みつばちの蜜源となる植物を自宅でも簡単に育てられる「たねダンゴ」作りなど、ユニークな企画がセットで行われました。
古橋 「みつばちの行動範囲は半径2~3キロメートルほどで、その区域に咲く花から蜜を集めます。花の種類や季節によって色・味が変わるはちみつ。その味覚を通じて、地域の自然を新しい側面から学ぶことができるんです」

イベントを主催する西武造園株式会社は、2022年現在全国83ヵ所・566施設の都市公園の管理運営に取り組んでいます。その中でも、本社がある豊島区ではかねてから公園・学校・公共施設などの緑化を担当しており、地域とのつながりが深いのだとか。

古橋「本社がある東長崎の商店街は、とてもアットホームなまち。今回、雑司が谷公園を会場に選んだのも、環境の素晴らしさはもちろん、落ち着きのある雰囲気を実感できたからです」
イベントの開催までにも、地域の人々との交流を通じて新たな発見が得られたと、古橋さんは顔をほころばせます。

古橋「周辺にある千登世橋中学校・南池袋小学校を事前に訪問したところ、プログラムに対するご要望やお手伝いの申し出をいただいたんです。イベントの経験を生かして子どもたちが新しいまちづくりを実践してくれれば、こんなに嬉しいことはありません」


楽しみながら自然環境への理解を深め、身につけた知識をまちづくりに生かしていく。西武造園株式会社が生み出すサイクルが、としまの未来につながっていくことでしょう。
 

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