すべての人に、ワクワクする 学びの場を提供したい。 第15回みらい館 大明まつり

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すべての人に、ワクワクする学びの場を提供したい。第15回みらい館大明まつり 2022.11.11

OVERTURE

みらい館大明は、2005年に閉校になった豊島区立大明小学校の跡地を再利用して運営されている生涯学習施設で、まちの交流拠点のひとつです。10月29日(土)と30日(日)の2日間にわたり、第15回目となるみらい館大明まつりが3年ぶりに開催されました。開館当初から館長を務める杉本カネ子さんにお話を伺いました。

Profile 杉本 カネ子 Kaneko Sugimoto

宮城県出身。1974年より豊島区在住。大明小学校にてPTAの活動に注力したのち、2005年よりNPO法人いけぶくろ大明の理事長・みらい館大明の館長を務める。「今ある資源を活かす」ことをモットーに、サスティナブルな運営を行っている。

さて、今日はどんなことを学ぼうか――。

新しいことを知り、できるようになるワクワク感は、何歳になってもうれしいもの。生涯学習施設「みらい館大明」では、絵画や習字、語学・演劇など、有志団体のための活動場所を提供するほか、利用者のリクエストに応えたさまざまな講座やセミナーを開催しています。

杉本 「年に1度開催するみらい館大明まつりは、日々の練習の成果を発表する舞台でもあります。教室での作品展示のほか、手作りの食べ物の販売、グラウンドでのパフォーマンスもあります」
しかし、ただ見るだけで終わらないのが大明まつりのポイントだそう。「参加型」をテーマとした今回のお祭りでは、子どもからお年寄りまで、新しいことに挑戦するきっかけをつくりたい、と多くのワークショップや体験教室が開かれました。花・習字・わなげ・社交ダンス・読み聞かせなど、そのジャンルはさまざまです。

杉本 「みなさんの生き生きとした姿を見るのが、何よりもうれしいですね。何かをできるようになる“喜び”が、“元気”につながると思います」
  • 今回ならではの豊島区制90周年の特別な装飾も、来場者がお花紙で彩る「参加型」

さらに今回のお祭りでは、としまのまちを360度見渡せる屋上スペースを初開放。屋上へ向かう階段も見どころです。

杉本 「上りの階段では開館当時から撮りためた写真を展示し、『過去』を振り返ります。屋上では池袋・豊島区の『現在』を俯瞰できます。下りの階段には子どもたちが描いた『未来』の絵を展示することで、としまのまちへの期待を感じることができます」

昭和49年からとしまのまちに住み、長くまちづくりに携わってきた杉本さん。未来のとしまに、「誰でも受け入れるまち」になってほしいとの思いがあります。

杉本 「私たちスタッフは、みなさんをいつも笑顔で迎えることを大切にしています。みらい館大明をはじめ、としまのまち全体が“ウエルカムな場所”でありたいですね」

新たな学びや発見を通じて、元気になれる「みんなの居場所」。としまのまちをもっと温かく、オープンにする拠点が、ここにあります。

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