子どもたちの自由な発想を アートの力で発信したい。 教育プロジェクト「Kids=Artists」

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子どもたちの自由な発想をアートの力で発信したい。教育プロジェクト「Kids=Artists」 2022.09.20

OVERTURE

サンシャインシティのSOLARIUMをはじめ、としまのまちのさまざまな場所に鮮やかなアート作品が展示されています。ライオンや音楽隊などさまざまなモチーフが描かれたこれらの作品は、子どもたちとアーティストがコラボし、即興のアート作品として仕上げられたもの。主催者である宮副信也さんに、プロジェクトの背景や開催への思いを伺いました。

Profile 宮副 信也 Shinya Miyazoe

豊島区生まれ、豊島区育ち。池袋にある平和堂薬局の4代目。株式会社信ホールディングス、キノセイ合同会社にて不動産業を営み、2019年にはブルーボトルコーヒー池袋カフェの誘致に成功。2020年にSTUDIO2O1を立ち上げ、2022年5月より「Kids = Artists ー全てのキッズはアーティストー」のプロジェクトをスタートした。

子どもの絵ってまるでアートみたい——。

そんな風に感じたことはありませんか?子どもたちの自由な感性を生かし、プロのアーティストとコラボする、そんなすてきなプロジェクトが池袋で行われています。
「Kids=Artists ―全てのキッズはアーティスト―」は子どもたちが自由な発想で絵を描き、プロのアーティストが仕上げをして、1つの作品を仕上げるプロジェクト。その後、完成した作品はとしまのまちのさまざまな場所に展示され、見る人たちの目と心を楽しませています。

宮副 「イベントを通じて完成する作品はまさに多様で、1つとして同じものができない点が魅力です。同じアーティストが仕上げをしても、参加する子どもたちが異なるため全く違う作品になります。細部に注目すると、その違いをより楽しんでいただけると思います」
  • 作品展示を行っていたサンシャインシティ「SOLARIUM」

  • 9/17(土)に行われた「IKEBUKURO LIVING LOOP」でもイベントを開催

イベント後の作品展示は子どもたちにとって最もうれしいポイントなんだとか。

宮副 「親御さん、先生、ご近所の方など、多くの人に作品を見てもらい、『すごいね!』と褒めてもらうことで、子どもの自己肯定感が育まれていきます。自己肯定感に裏付けられた自信が持てれば、まわりの人の個性を受け入れる寛容さも自然に身につくと考えています」

コロナ禍で閉塞感を抱えている人、そしてまちを元気づけたいと考えた宮副さん。7年間の海外経験を経て感じた「もっと自由に個性を活かせる社会を実現したい」という思いのもと、このプロジェクトを立ち上げました。

宮副 「帰国したのは南池袋公園ができた直後。どんどん進化する地元のすがたを見て、『自分も街のために何かをしたい』と思い、まちづくりに参加するようになりました。これからも多くの子どもたちに参加いただき、いろんな方々に見ていただきたいです」
9/17(土)に行われた「IKEBUKURO LIVING LOOP」でも、新作を作成。
RACINES FARM TO PARKやHareza池袋内パークプラザ、WACCA IKEBUKUROでも子どもたちの作品を楽しめます。
街歩きのおともに子どもたちが秘める「アートな感性」に触れてみてはいかがでしょうか。

NEWS

合言葉は、「子供は未来のたからもの」

「Kids = Artists」のイベントサイト。
個性豊かな4名のアーティストとそれぞれに用意した大きなキャンバス。
最初は子どもたちに自由にキャンバスの上に描いてもらい、
アーティストがライブペイントパフォーマンスで作品を完成させます。

関連するSDGs

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