きのうも、きょうも、あしたも。 ずっと住みたい豊島区へ。 「豊島区こども未来国連会議」

  • ずっと住みたい豊島区へ。 「豊島区こども未来国連会議」 ずっと住みたい豊島区へ。 「豊島区こども未来国連会議」
きのうも、きょうも、あしたも。ずっと住みたい豊島区へ。「豊島区こども未来国連会議」 2022.09.30

OVERTURE

国境の垣根を越えて子どもたちが未来の世界について語り合う「こども未来国連会議」の豊島区版として行われた「豊島区こども未来国連会議」。
自治体独自の「こども未来国連会議」は全国初の試みであり、豊島区の未来の姿をグローバルな視点とローカルな地域住民の視点の2つで描きます。次代のリーダーの存在を期待させられる、当日の子どもたちの声や様子をご紹介します。

「いま、豊島区には何が足りない?」——。

全国市区・SDGs先進調査で第9位に輝いた豊島区。区が掲げる「まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市」のスローガンのもと様々な政策が行われてきました。区制90周年を迎えた昨年、記念事業の一環として行われたのが「豊島こども未来国連会議」です。
区制100周年に向けて、「住み続けられる未来の豊島区」というテーマのもと、豊島区役所にて区内の小学生約50人が自由なアイデアを語り合いました。

最初に行われたのは各チームに分かれてのワークショップです。序盤は初対面の相手に緊張する様子が見られましたが、徐々にコミュニケーションが活発に。「観光で来た人が住みたくなるような街にしたい」「公園や緑が少なくないかな?」など「子どもの目線」ならではの発想はもちろん、「理想の実現のために自分には何ができるか」「大人たちには何をしてもらうか」といった多角的な視点も織り交ぜながら、みんなで協力して発表資料の作成を進めていきました。
続いて行われたのは、豊島区議会の議場にて行われた各チームによるプレゼンテーションでした。議会の厳粛な雰囲気に臆することなく、子どもたちの議論は白熱。質疑応答の様子は本物の区議会議員さながらです。「豊島NATUREプロジェクト」「サステナビリティパークを作る」など、SDGsの観点を取り入れた大人顔負けの斬新なアイデアは審査員も唸るほど。
最優秀賞に輝いたのは「人の流れや需要のあるサービスをAIで予測して都市の効率化を図り、豊島区をスマートシティ化する」という案でした。受賞したチームのメンバーはこのように語ります。

小坂拓磨さん 「多角的な視点がいかに大事かを改めて感じました。今地球上で戦争など色々な問題が起きていますが、持続可能な社会に向けて何ができるか考えていきたいです。」

中島信弦さん 「障害のある方のために点字ブロックを増やしたり、AIをつかって住みやすいまちにしたり、みんなで助けてあげるという意見を出しました。みんなが住みたいと思えるまちにしたいです。」

 

最優秀賞に選ばれたチームは今年3月に行われた「世界こども未来国連会議」にも参加しました。前高野区長は豊島区の未来を担う子どもたちに向けてこのように語ります。


前高野区長 「SDGs達成の目標年である2030年には、皆さんはちょうどその頃に大人になり、社会の主役になっています。皆さんが考えてくれた未来の豊島区を実現できるよう、一緒に頑張っていきたい」

今後も豊島区では子どもに向けたSDGsの取り組みを強化していく予定です。次世代リーダーたちによる豊島区大改革の日はそう遠くありません。

関連するSDGs

  • SDGsアイコン4
  • SDGsアイコン11
  • SDGsアイコン16
  • SDGsアイコン17