社会貢献活動をシェアし、 新たなコラボレーションを生み出す。 「第17回社会貢活動見本市」

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社会貢献活動をシェアし、新たなコラボレーションを生み出す。「第17回社会貢活動見本市」 2023.03.18

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社会貢献活動を行うさまざまな団体が集い、交流する場。それが、社会貢献活動見本市です。3年ぶりのリアル開催となった今年は、全46団体から250人以上のメンバーが参加し、大きな盛り上がりを見せました。主催者であるとしまNPO推進協議会代表理事の柳田好史さんに地域のつながりについてお話を伺いました。

Profile 柳田 好史 Yoshifumi Yanagida

NPO法人としまNPO推進協議会代表理事。地域で社会貢献活動に取り組むNPO団体やボランティアグループ、企業に対して、セミナーや相談会、イベントを通じて支援を行う。その他にも、地域サロン「みんなのえんがわ池袋」の運営や、豊島区地域活動交流センター相談員、東京商工会議所豊島支部評議員など、豊島区を中心とした多様な事業に参画する。

さまざまな団体のパネル展示が所狭しと並び、活気に満ち溢れる会場――。

3月中旬、としま区民センターで開催された「第17回社会貢献活動見本市」。不登校・引きこもりの生徒に対して高校卒業のためのサポートを行う「高卒支援会」や、ひとり親家庭の子どもたちに向けた「子ども食堂」、駒込・巣鴨地区のガイドや文化講座を行う「としま案内人駒込・巣鴨」をはじめ、数多くの社会貢献団体が各ブースで活動を紹介しました。
柳田 「4年ぶりのリアル開催、改めて参加者の熱量をひしひしと感じています。コロナ禍でも活動は継続してきましたが、やはり対面でのコミュニケーションには全く違った魅力がありますね」

柳田さんが代表理事を務めるとしまNPO推進協議会は、NPO団体などの中間支援を行う民間組織。豊島区でNPO法人やボランティアグループ、企業に対し、組織運営やネットワーク拡大など多方面のサポートを行っています。中でも重視しているのが、コラボレーションが生まれる「場づくり」です。


柳田 「社会貢献活動見本市では毎回さまざまな団体の交流が生まれており、参加者には必ず『名刺を一箱持ってきてください』とお伝えするほど。各団体の皆様には、新たなコラボのチャンスとしてこの場を活用してほしいです」
 
としまNPO推進協議会は、動画配信のノウハウを生かし、豊島区制90周年においても実行委員会や企業実行委員会のオンライン配信を担当するなど、大活躍でした。普段から行政との距離が近く、各種団体と行政の橋渡し的役割も担っています。

柳田 「行政と区民との距離の近さは、豊島区ならではの特徴。そして分け隔てなく受け入れるところがとしまのまちの良さです。これからも区民の方々が、率先して活動できるようサポートしていきたいです」


豊島区は「誰もが主役になれるまち」。そのそばには、舞台を整え、サポートしてくれる「主役」たちがいるのです。

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