おむすびを通じて、あたたかな心を育む。 クリスマスイベント 「Xmas Otsuka SDGs Kids」

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おむすびを通じて、あたたかな心を育む。クリスマスイベント「Xmas Otsuka SDGs Kids」 2022.12.25

OVERTURE

としまのまちには、ウクライナから避難された方々も暮らしています。日本とウクライナの文化交流イベントとして、株式会社小林工芸社主催による「Xmas Otsuka with SDGs・Kids 2022」が開催されました。イベントのキーになるのは、大塚が誇る「ぼんごのおむすび」。イベントで司会を務める小林工芸社・大滝英雄さんにお話しを伺いました。

Profile 大滝 英雄 Hideo Otaki

株式会社小林工芸社、取締役常務執行役員。小林工芸社では「素晴らしい未来を築く為の生き方を提案すること」をビジョンに掲げ、ディスプレイをはじめとした空間の企画デザインを手掛ける。豊島区内では大塚駅前「大塚駅前 ironowa hiro ba Project」の制作に携わり、ごみ拾いプロジェクト「#CleanUpOtsuka」にも積極的に参加している。

おむすびは、としまと世界を結ぶ——。

クリスマスを目前に控えた12月中旬に開催されたイベント。大塚駅から歩いて3分の位置にある会場「Ping-Pong ba」には、親子連れをはじめ、十文字中学・高等学校の生徒たち、そして豊島区に住むウクライナの方々など、約50名が集まりました。
大滝 「『Xmas Otsuka SDGs Kids』イベントの開催は今回で2回目。大塚をSDGsの聖地にしようと、まちの方々と一緒に活動に取り組んできました。今年は世界的な情勢も考慮し、避難されてきたウクライナの方々と交流する機会を設けるべくイベントを企画しました」

イベントのポイントは、おいしいおむすび。大塚のまちの老舗「おにぎり専門店 ぼんご」とコラボしたおむすび作りコーナーに、大人たちは興味深々です。女将・ゆみこさんによるサポートのもと、ウクライナの方々もお米を手に取り、そっとつつんでいきます。
そのほかにも、十文字中学・高等学校の生徒によるウクライナ語に触れる異文化交流クイズ、会場に常設されている台を活用した卓球交流、クリスマスならではのピンポンオーナメントづくりなど、催しは盛りだくさん。子どもたちも元気な声でクイズに回答していきます。

大滝 「日本人参加者の方々は、シングルマザー・ファザーの方々を中心にお声かけしました。イベントを通じて少しでもみんなが笑顔になり、さらにはとしまと世界がつながるきっかけになればいいなと思います」
自分で作ったおむすびのほか、ぼんご特製のトナカイいなりやウクライナカラーのゼリーなどを頬張り、「楽しかった」「素敵なイベントだった」と子どもたちも大満足な様子。ウクライナの参加者の方からも「戦争を忘れられる楽しい一時をありがとうございます」とのメッセージが寄せられました。

大滝 「活動を通じて、としまの街に人を思う心や道徳心が根付くと嬉しいですね」

食・スポーツ・ことば、さまざまなかたち他に類を見ない異文化交流の場となった今回のイベント。小林工芸社が生み出す「空間」には、あたたかな心が息づいています。

NEWS

ウクライナ避難民のための相談窓口を設置しています

豊島区では、ウクライナ避難民をはじめ、避難者を受入れた親戚の方などのための相談窓口を設置しています。避難をされた方が豊島区で安心して暮らせるよう日常生活の全般に係る相談を受け付け、必要な支援に繋げています。

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