生涯スポーツ、サッカー。 スポーツカルチャーで 活気づくまちの姿

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生涯スポーツ、サッカー。スポーツカルチャーで活気づくまちの姿 2022.04.18

OVERTURE

豊島区の特色といえば、「文化」を軸としたまちづくりですが、その中には「スポーツカルチャー」も含まれます。南長崎スポーツセンターのグラウンドには、サッカーに真剣に取り組む区民の姿がありました。老若男女問わず、幅広く活動を続ける豊島区サッカー協会の活動について、会長の吉波克昌さん・副理事長兼ジュニア委員会委員長の岩戸英さんにお話をお伺いしました。

Profile 豊島区サッカー協会 TOSHIMA FOOTBALL ASSOCIATION

1962(昭和37年)5月に創立。5つの委員会(ジュニア、Jrユース、社会人、シニア、レディース)で構成されている。会員数はトータル約1,200人、27チームに分かれて活動を行う。そのなかでもジュニアチームが最も多く、800人弱11クラブが所属している。

青空の下、サッカーボールを大きく蹴る子どもたち——。

3月某日、春空の下で今春で卒業する小学6年生を送りだす「卒業記念大会」が開催されました。早朝からスタートした第一試合は、両チーム一進一退。子どもたちが真剣な表情でグラウンドを駆け回ります。

吉波 「受験などが理由で一度はサッカーから離れた子も、この大会ではみんなグラウンドに集まります」

岩戸 「子どもたちに『プレーの機会』をプレゼントしたいという想いから活動を始めて、今年で24回目の開催となりました」
新型コロナウイルスの感染拡大が本格化した2020年の初期は、練習はすべて休止に。
子どもたちの体力の低下など心配の声もあがりましたが、ようやく以前の活動ペースに戻りつつあり、この日も子どもたちの元気な姿が見られました。

吉波 「サッカーは健康に対するメリットがもちろんありますし、判断力やコミュニケーション能力、スポーツマンシップも身につくスポーツです。性別に関わらず、多様なプレーヤーが各チームで活躍していますよ」
豊島区サッカー協会の方針は、「まず優秀な指導者を育てる」こと。
近年少しずつ成果が現れはじめ、ジュニアチームのコーチも含めて指導力のレベルが向上。
さらに、子どもたちのプレーにも良い変化がみられるようになりました。

ソフト面の強化に加えて、ハード面をさらに充実させるため、豊島区では現在、旧十中学校跡地に国際基準のグラウンドを備えた野外スポーツ施設の建設を進めています。
吉波 「サッカー協会の意見も組み入れて、検討を進めていただいています。豊島区内で初めての国際基準のグラウンドになるため、非常に楽しみです。生涯スポーツ・サッカーへの取り組みが加速すると思います」

岩戸 「スポーツに携わる人間として、地域の方々が楽しく、元気に活動できるよう共に盛り上げていきたいです」

新しくできるグラウンドでも、スポーツに熱中する区民の元気な声が響き渡ることでしょう。

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