まちのコミュニティを育むカフェ。 東長崎のまちにある 「MIA MIA」へようこそ
OVERTURE
コーヒーが好きな若者から、店先を歩く近所のおじいさんまで。さまざまな人たちが笑顔で言葉を交わすカフェ「MIA MIA TOKYO」。「MIA MIA(マイアマイア)」とは、ワダウルング語(※)で「家族や友人、通りがかった人などが集うシェルター」という意味。日本とオーストラリア、異なるバックグラウンドをもつご夫妻が営むカフェで、大切にされているコンセプトについて伺いました。
※オーストラリアの先住民の言葉のひとつ
Profile
アリソン 理恵/ヴォーン
Allison Rie/VAUGHAN
2020年4月、豊島区東長崎にコーヒーショップ「MIA MIA TOKYO」を夫婦2人で開業。コーヒーを楽しめるだけでなく、まちのひとたちとの交流の場を提供するカフェとして多くのメディアに取り上げられている。ヴォーンさんはコーヒーを専門にブログの執筆活動を、アリソンさんは一級建築士として豊島区内でも活躍の場を広げている。
おはよう。今日はどこに出かけるの?——。
池袋からほど2駅。下町情緒あふれる東長崎駅の駅前に、多様な人が集うカフェ「MIA MIA TOKYO」があります。訪れる方と店員がフランクに会話を交わすこのカフェのオーナーは、陽気なオーストラリア人の夫・ヴォーンさんと建築家の妻・アリソン理恵さんのお二人。
ヴォーン 「オーストラリア・メルボルンの人は、一日に3~4杯くらいコーヒーを飲むんです。カフェでは多彩な会話が生まれて、バリスタは街のさまざまな情報を知っている。カフェは、人と人が繋がる場としての役割を持っているんです。そういったコミュニティをつくりたいと思っていました」
池袋からほど2駅。下町情緒あふれる東長崎駅の駅前に、多様な人が集うカフェ「MIA MIA TOKYO」があります。訪れる方と店員がフランクに会話を交わすこのカフェのオーナーは、陽気なオーストラリア人の夫・ヴォーンさんと建築家の妻・アリソン理恵さんのお二人。
ヴォーン 「オーストラリア・メルボルンの人は、一日に3~4杯くらいコーヒーを飲むんです。カフェでは多彩な会話が生まれて、バリスタは街のさまざまな情報を知っている。カフェは、人と人が繋がる場としての役割を持っているんです。そういったコミュニティをつくりたいと思っていました」
もともとは豊島区との縁はなかった2人。ですが、カフェを立ち上げるために物件を探す中で、偶然インターネットで現在の物件を見つけ、一目ぼれしたのだそう。
アリソン「『このエリアのために何かしたい人に入居してほしい』 という大家さんの想いも、惹かれたポイントの1つでした。 一人になれるカフェはたくさんありますが、顔見知りを増やせるよ うなカフェはほとんどありません。だからこそ、世代を超えて『 つながる場』にしたいという想いがありました」
カフェの内装などの施工は地元の大工さんに依頼し、正に地元密着で理想のカフェを実現。あらゆる人を受け入れるカフェ・コミュニティが生まれたのです。
アリソン「『このエリアのために何かしたい人に入居してほしい』
カフェの内装などの施工は地元の大工さんに依頼し、正に地元密着で理想のカフェを実現。あらゆる人を受け入れるカフェ・コミュニティが生まれたのです。
としまのまちには幅広い世代の区民が住んでいるため、それぞれの嗜好に応えられるよう、浅煎りから深煎りまで用意するコーヒーの種類はさまざま。また、販売する雑貨も、「売れ残った時にも、逆に嬉しいと思えるものを置く」というこだわりもあります。
ヴォーン 「カフェに来て終わり、ではなくこのまちをもっと知ってもらうために、美味しいごはん屋などをまとめた『東長崎MAP』も、自主的に制作し配っています」
コーヒーの良い香りが漂う空間で、人と人が出会い「つながり」が生まれるカフェ。
これからも訪れた人たちとともに、ご縁を紡いでいくことでしょう。
ヴォーン 「カフェに来て終わり、ではなくこのまちをもっと知ってもらうために、美味しいごはん屋などをまとめた『東長崎MAP』も、自主的に制作し配っています」
コーヒーの良い香りが漂う空間で、人と人が出会い「つながり」が生まれるカフェ。
これからも訪れた人たちとともに、ご縁を紡いでいくことでしょう。
関連するSDGs